2020/11/22追記

これは会社のPCで活躍していたのですが、会社PCのWindowsアップデートが入りまして1909になりました。

そして調子がおかしくなりました。MicrosoftIMEだと問題ないですが、Google日本語入力だと使えないです。

これ↑によるとImeOnとImeOffが実装されたようですが、これが原因だと思っています。

AutoHotkeyでも拾えてなさそうだったので、Google日本語入力(たぶんMicrosoftIME以外全部?)で認識してません。

AutoHotkeyでキーが拾えなくなったとなると、すぐに対策が浮かばないので、対策は検討中です。

Google日本語入力で使うのは一旦諦めて、MicrosoftIMEで使うことにしています

MicrosoftIMEだと「今日」と入力して今日の日付を出してくれないのが地味にきつい・・・

追記終わり

本題

Apple Keyboard(有線)をWindows10で使い、かな英数キーでかな、英数変換する方法です。

Macのキーボードって打ちやすいですよね。このキータッチが好きで、Macのキーボードをwindowsでも使っています。このキーボードを使うからには、やはり使いたいのは”かな”キー、”英数”キーでかな、英数変換です。これが使えないと嬉しさ半減です。そのままでは使えないので、ここでは使えるようにする方法を紹介します(^^)

実現にはAutoHotkeyを使用します。

環境

  • Windows10
  • Google日本語入力
  • Apple Keyboard テンキー付き 有線(モデル名:A1243)
  • AutoHotkey (ver 1.1.30.03)

Apple Keyboard テンキー付き 有線(モデル名:A1243)

下準備

あらかじめGoogle日本語入力のIMEで、変換無変換をmac風にしておく必要があります。

以下の記事を参照して設定してください^_^

導入

AutoHotkeyとは

AutoHotkeyはスクリプト言語です。名前から判りますが、元々キーボードのショートカットキーをカスタマイズするために生まれました。

なのでキーボード制御が得意です。

今は機能がたくさん実装され、コミュニティも大きくなったので1つのスクリプト言語として区別されるようになりました。

これで、Apple Keyboardの”かな”キー、”英数”キーにIMEのオンオフを割り当ててみます。

AutoHotkeyのダウンロード(インストール不要)

以下の公式サイトを開きます。

2019/08/30時点の最新バージョンは 1.1.30.03 で、紹介する私の環境も同じバージョンです。

“Download”を押します。

“Download Current Version”を押すと、AutoHotkeyのインストーラがダウンロードできますが、今回は、インストールが制限されている職場のPCなどを想定して、インストール不要の実行ファイル郡を導入してみます。

“Other Versions”を押します。

“Download AutoHotkey.zip”を押します。

デスクトップなど、好きな場所に保存して解凍すると、以下のファイルたちが現れます。

かな英数変換を実現するファイル(Appl_keyboar_wired.ahk)の作成

かな英数変換を実現するファイルを作っていきます。

といっても、難しくはないので、以下のように進めてください(^o^)

空いているところで右クリックし、”新規作成”→”テキストドキュメント”でテキストファイルを作成します。

開いたテキストファイルの中に、画像のように以下の文をコピペしてください。

;2019/08/31

#InstallKeybdHook

;Appl_keyboar_wired
#USEHOOK
sc071 Up::Send,{vk1D}
sc072 Up::Send,{vk1C}
#USEHOOK off

;sc071 : macの英数キー
;sc072 : macのかなキー
;vk1D 無変換キー
;vk1C 変換キー
; ";"はコメントです。

Version1.1.27.00からキーが変更になり、例えば無変換キーは vk1Dsc07B から vk1D へと変更されました(最初の4桁だけが有効になり、短くなりました)もしエラーで動かない方は、上記の記述の仕方を見直してみると良いかもしれません。私と同じバージョンを使って、私の記述をコピペしていれば問題ありません。

なかの動きを解説すると(解説するほどのことでもないですがw)

やっていることは2つだけです。

sc071 Up::Send,{vk1D}

は、sc071(macの英数キー)が押されたら、vk1D(windowsの無変換キー)が押されたことにしなさいということです。

同様に、

sc072 Up::Send,{vk1C}

は、sc072(macのかなキー)が押されたら、vk1C(windowsの変換キー)が押されたことにしなさいということです。というわけで、変換、無変換が押されたことになるので、かな、英数変換ができます。

コピペしたら、好きな名前を付けて保存してください。

拡張子は、”.ahk”としてください。

私は、”Apple_keyboard_wired.ahk”という名前にしました。

もし、拡張子が表示されていなかったら、エクスプローラの”表示”タブを開き、右側の”ファイル拡張子”のチェックボックスにチェックを入れれば、拡張子が表示されます(^^)

Apple_keyboar_wired.ahkの実行

保存が完了したら、早速実行してみましょう。

作成した、Apple_keyboard_wired.ahkをダブルクリックしてください。

すると、タスクバーに常駐し、”緑色のHマークのアイコン”が現れます。

これで完了です!お疲れさまでした(^^)

もし、開くアプリケーションを選択しろ。という画面が出たら、皆さんのwindowsのビット(32bit or 64bit)に合わせて、AutoHotkeyの実行ファイルを選択してください。

私のPCは64bitなので、AutoHotkeyU64.exeで実行しています。

Appl_keyboar_wired.ahkを止めるときは

止めるときは、 “緑色のHマークのアイコン” を右クリックし、”Exit”を押すだけです。

Appl_keyboar_wired.ahkの自動起動

設定自体は上記までで終わりなのですが、毎回Apple_keyboard_wired.ahkをダブルクリックして起動するのはめんどくさいので、自動起動の設定をします。

といってもスタートアップに登録するだけなんですけどねw

まず、Apple_keyboard_wired.ahkのショートカットを作成します。

次にスタートアップのフォルダを開くために、 エクスプローラーのアドレスバーに”shell:startup”と入力してエンターキーを押します。

スタートアップのフォルダが開くので、先程つくったショートカットを入れます。

これで完了です。次回起動時から、自動でApple_keyboard_wired.ahkが起動して、かな英数変換が有効になります。

テンキーが使えないとき

Apple Keyboardはテンキーが付いていますが、テンキーを打っても数字が打てないときはWindowsのNum Lockをオンオフしてもらえば大丈夫です。

と言いましたが、Apple KeyboardにはNum Lockキーがありません。どうすんねん!ですが、以下を押せばNum Lockがトグルできます。

“shift” + “clear”

もしくは”clear”のみ(2019/09/27追記 clearのみでもトグルできました!)

両方のshiftキーを丸で囲みましたが、shiftはどちらかで大丈夫です。

ただし、私の環境では、テンキー側の”=”キーと”,”キーがNum Lockをトグルしても使えませんでした。でもこれらのキーはキーボード側で入力できるので問題にはなりません。Apple KeyboardにはNum Lockのオンオフを示すインジケータ(LEDなど)がないので、オンなのかオフなのかがテンキーを入力してみないとわかりません。

導入のわけ

Apple Wireless Keyboardも持っていまして、Windows10ではかな、英数変換ができていて、非常に快適です。

その方法は他の記事で紹介予定なのでよろしければご覧下さ^_^

しかし、私の環境では、お気に入りのBluetoothマウスがあるのですが、Apple Wireless Keyboardと一緒に使うとWindowsのBluetoothが突然切れてしまうんですね。マウスとキーボードをBluetooth接続したときだけ限定で発生して、Windowsの設定で一旦Bluetoothをオフにして、5分くらいおいてからオンにするとつながるのですが、これが非常にめんどくさいのです。なのでキーボードは有線にしました(手元にあったこともあり)。

ちなみに私のお気に入りBluetoothマウスはこれです

また、Apple Wireless Keyboardだと”Ctrl+Alt+Del”が使えなかったのですが、有線では使えましたので、便利です。(Wirelessはロック後のログオンする時などに出来ないのでありまして、タスクマネージャーを開くなどの押下では問題なく動作しました)

PC本体はとじて外部ディスプレイで作業しているので、毎回ログオン時にPCの画面を開けてノートPCのキーボードで Ctrl+Alt+Delを押すのが面倒です。なので、ログオン時Ctrl+Alt+Delが使えるのは私にとっては、とても重要です(事情があって、Ctrl+Alt+Delは解除できないのです)

この記事を書く前に、調べました。

Apple Keyboard Bridgeで使えるという記事を参考にしましたが、有線接続した場合は”デバイスが検出されませんでした”とでて、実行ファイルが閉じてしまい使用できませんでした。(Bluetooth接続を検出していて、有線はBluetoothではないのでそのように出て使えなかったと考えています)

AppleKbWinは起動はしましたが、かな英数が検出されず、キーを押しても無反応で希望の動作はしませんでした。

そして最後にAutoHotkeyを使用し実現できました。満足です!

この記事が同じことで悩む方の助けになれば幸いです。

以上です^_^