臼式シートポストずり落ち対策【中華カーボンシングルスピードバイク】

初自転車ネタです! 去年の Xmas(2019年12月)にAliexpressでフルカーボンのシングルスピード用フレームを購入しました(^^) おそらく型番はFM269 お値段なんと2.5万!激安!折れたら前のフレームに戻します(笑) ストック品を寄せ集めて組みましたが、値段にしては最高に満足しています。特に問題なしです(以下以外は!) 問題になっていることは、シートポスト部の精度が甘く、フレームとの隙間が大きいこと。流行り?のエアロっぽいフレームで、臼式クランプを採用しています。 臼式はバンド式に比べてシートポストへのダメージは少ないようですが、バンド式より固定力が少し弱いです。 そんなことで、フレーム精度と相まって、座るとずり落ちてしまいました。 結構悩んでる方いらっしゃいますよね。 気づいたらちょっとずつ下がっている。かなりストレス💣 で、いろいろ試したところずり落ちなくなったのでやったとこをまとめておきます。 通勤でほぼ毎日乗り、500kmほど走りましたがずり落ちず今に至ります。Yeah😌 私は体重50kg後半の痩せ型です。もっとガッチリした体型の方はこの方法でもダメかもしれませんんね。 ただ、見てもらえばわかりますが、この対策は「安い」フレームだから割り切ってできたのであって、有名メーカーのカーボンフレームにはできないと思います(気持ちの問題?)そもそもメーカー品はずり落ちたりしないか。 2020年3月時点での結論 ずり落ちたらまた対策を考えるので、2020年3月時点とします。 以下の対策をしました。 屋外用のザラザラ滑り止めテープ(アルミ基材) フィニッシュラインのファイバーグリップ(ジャリジャリグリス) 臼式シートクランプの締付けネジにスプリングワッシャー(3重)M6ステンキャップ25mm 屋外用のザラザラ滑り止めテープをシートポストとクランプの間に貼り付けました。よく階段等に貼ってあるザラザラしたあれです。 買ったのはこれ。値段が決め手! カーボンハンドルにはステムのクランプ部に梨地の滑り止め加工がしてありますね。それを目指しました。 粒子はアルミで、結構荒く、1000番紙やすりの10倍くらい荒いです(100番?) 基材が屋外用として丈夫なアルミを使っているのがポイントです(テープ自体が強い)。 いろいろ試していた当初、ビニールテープも巻いてみましたが、ビニールテープ自体が弱く、ずり落ちと一緒に破れてしまいました。よって、テープ自体の強度も大事です。 また、屋外用なので粘着力がとても強い。長めに貼って粘着力を広範囲に持たせることもポイントです。 また真円では無いエアロシートポストの場合、力がかかるのはクランプが当たる前と後ろのフレームとの間(押さえつける構造であることと、グリスの移動の痕をみて推測するとたぶんそう)なので、後ろの方には気休めでファイバーグリップを塗っておきました。もうここまできたらフレームにキズがつくとか気にしなくなっているw フィニッシュラインのファイバーグリップはこれ。ジャリジャリなので傷がつくやつです。 クランプの締め付けネジは固定力が弱いというか、すぐに緩みます。緩むため、固定力が落ちてしまいます。それは構造上の問題だと考えています。 なのでスプリングワッシャーで緩み止めとしたところ効果がありました。 ネジロック剤は作業性が悪くなるのと、ネジを適正トルクで締めるために使わず、代わりにグリスを塗布しています。(摩擦によるトルク不足を防ぐため) とは言ったものの、このフレームには規定トルクの記載が無かったので不明です。ですので、自転車屋でいろいろなメーカのトルク値を調査して、ずり落ちないギリギリのトルクで10N・mとしました。ちょっと強いかもしれませんね。 調査したトルク値としては、各メーカでバラバラ(当然ですが)で、6〜8N・mくらいでした。 メーカー 締め付けトルク N・m FUJI 8N・m(梨地加工あり) ビアンキ 6N・m コルナゴ 7N・m コラテック 8N・m バンド式は、ネジの緩める方向と同方向に広がろうとする力が働くので緩みづらいですが、臼式はネジを締める緩める向きと金具がシートポストを押さえつける向きが垂直であるために緩みを止める方向には力が働きません(と思っています)(シートポストが弾性があったら緩み止めの効果はちょっとはあるかもしれませんが、カチカチのカーボンなので無いですね) スプリングワッシャを3重というのは、手元に3つあったからです。3つ重ねればバネ効果も3倍になりそう!との安易な考えです(笑) スプリングワッシャー(ステンレス製)の角がクランプ(アルミ製)のネジ根元に噛む恐れがあるため、本当は平ワッシャーを一枚噛ませたいところでしたが、キャップボルトのため外径が小さいキャップ用のワッシャーが手元に無かったため入れませんでした。 もともとはキャップの直径がφ10の20mm長M6ステンキャップ(スプリングワッシャーなし)でしたが、スプリングワッシャーを挟んだ関係上、25mm長に変えました。ステンキャップの頭が収まるクランプの穴径はφ11です。 試したがダメだったこと 上から試した順です フィニッシュラインのカーボングリスのみ 隙間が大きく、ずり落ちてしまった。 隙間が大きかったためマスキングテープで厚みを増した(2周) マスキングテープは手元にあったから。結果、すぐダメ。紙なので弱くビリビリに破ける。しかも糊が残って除去がめんどくさかった。 ビニールテープ3周 結構良かったが、やはりテープ自体の強度がなくやぶけてしまってだめ(もちろんマスキングテープよりは全然マシ) キツキツで、フレームに差し込むのも一苦労するくらい隙間を埋めてみた。 薄い革 やすいはぎれ革を買ってきてました。革が柔らかすぎてダメ。隙間に入れるときにシワシワになってちゃんと入らない。革は力がかかると意外と滑らないのでいいと思ったんですがね。 薄いアルミ板 アルミ缶を切って使いました。つるつる滑ってダメ。昔、同様にフレームとシートポストのところの精度が出ていないクロモリフレームで良くやった方法だそうです。シートポストもフレームも金属なので良かったのかも知れません。残念! ほか、注意する点 貼り付ける面はよく脱脂する パーツクリーナー、除光液、除菌用アルコールなどを使ってみた 粘着力に関わるので寝入りに行う 決定事項の問題点 ザラザラが触れるのは、アルミ製のクランプのみなので大丈夫だと思っていたのですが、クランプが圧縮してアルミザラザラ粒子がテープを貫通したら、シートポストのカーボン地がボコボコになるかもしれないです。未確認。 フレームが安いのでそれは目をつぶろう。でも換えのシートポストは入手が大変だろうな〜。専用品だし中国からだし。売ってくれるかさえわからないし・・・ その時はその時だ・・・...

2020/03/11 · Last updated on 2023/09/29 · 1 min · 95 words